食材・スパイス

Food&Spice


健康になれる
アーユル食材・スパイス

正しく取れば身体にとって
役立つ食材やスパイスたち。
和食に合うスパイスもいっぱい。

まいにちの食事こそ
健康の源

食べたものが「まいにち、きちんと消化されていること」が健康には最も重要です。

アーユルヴェーダでは、甘味・酸味・塩味・苦味・辛味・渋味の6つの味をバランスよくとることを大切にしています。
食材によってドーシャへの影響がありますので、食材のもつ性質、調理法、組み合わせ、量を考慮する必要があります。また、食材自体をしっかり味わったり、食べ慣れた食事をしたりすることも身体を健やかに育みます。
アーユルヴェーダ的な視点から健康に良い日本の食材、そしてアーユルヴェーダでよく使われるスパイスについて紹介します。

日本でとりたいアーユル食材

日本でぜひ取り入れたいアーユルヴェーダ的な食材を紹介します。
アーユルヴェーダでは、アグニ(消化の火)が健康にとって大切とされています。
食べたものがよく消化されることで、身体の各部位へ栄養が行き渡り、健康な身体を作りますので、消化の火を煽る食材や消化しやすい食材は重宝されています。

また、日本は「だし文化」といわれるように、かつお節や昆布などから出汁をとる「旨味」を大切にしています。アーユルヴェーダには旨味自体はありませんが、慣れ親しんだ味を大切にしていますので、出汁を上手に使うことによって、食材そのものの本来の味を楽しめることは、健康にとっても良いことです。

生姜
緑豆

緑豆

冬瓜
アムラ
キャベツ
アスパラガス

まいにちアーユルスパイス

アーユルヴェーダでは、スパイスを使った料理で健康的な生活を送ることをお勧めしています。
「カレー以外に何に使ったら良いの?」
「和食にスパイスは合うの?」
と思っている方も多いと思いますが、実はスパイスは和食と合います。
スパイスは、食事でとれる美味しいサプリメントといっても良いでしょう。
スパイスにはさまざまな効能がありますので、体調に合わせて上手に取り入れることで、健康的な生活を送ることができます。

Spice list

クローブ
カルダモン
セイロンシナモン
ターメリック
黒コショウ
ヒハツ
サフラン
アジョワン
ナツメグ
岩塩

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参考文献
日本アーユルヴェーダ学会・訳. チャラカ本集総論篇. 3版, せせらぎ出版, 2019, 767p, p.525-596
クリシュナ・U・K. 古典から学ぶアーユルヴェーダ. 東方出版, 2019, p214, p.200-204
デイビッド・フローリー+ヴァサント・ラッド. 上馬場和夫・監訳. アーユルヴェーダのハーブ医学. 出帆新社, 2000, 436p, p.164-394