脳疲労をアーユルヴェーダでセルフケア

脳疲労とは
脳疲労とは、情報過多やストレス、睡眠不足などが原因となり、脳が過度に疲弊し、脳の機能が一時的に低下することで、集中力や記憶力の低下、イライラなどの症状がみられる状態です。
忙しい現代社会において、睡眠不足が続くと、疲労感や情緒の不安定、判断力の低下を招き、生活の質に大きく影響するといわれています。
多くの人々が「脳疲労」を感じており、脳疲労が続くことで、自律神経失調の乱れ、うつ病、認知症、肥満や生活習慣病のリスクが高まる恐れがあるといわれています。
アーユルヴェーダのセルフケアが注目!?
このような脳疲労を対処するために、古代の伝統医学であるアーユルヴェーダのセルフケアが注目されています。
アーユルヴェーダは心身のバランスを整えることで、健康を維持・促進する予防医学です。
アーユルヴェーダを日常生活に取り入れることで、体や心にいつも意識をむけ、自身の体調の変化に気づき、身近にある衣食住を通じて自身で対処することができるようになります。
もちろん、脳の疲労を軽減し、リラックスさせる方法もあります。
アーユルヴェーダではその人のその時のドーシャバランスに応じた対応をすることが大切です。
アーユルヴェーダによる脳疲労のセルフケア方法
脳疲労の軽減に役立つアーユルヴェーダの基本的なセルフケア方法をご紹介します。
METHOD
01
セルフオイルマッサージ
(セルフアビヤンガ)
入浴やシャワーの前に、キュアリングした太白ごま油や体質にあったオイルを使用して、マッサージを行います。
この時オイルは湯煎で温めて使用しましょう。全身にオイルを塗布することで、疲労や不眠、頭痛の緩和に効果的です。全身を行うのは大変だと思いますので、頭・耳・足の裏の3点マッサージを行うようにすると良いでしょう。耳の中にもオイルを塗るとさらに効果的です。
アーマ(未消化物)がある場合は行わないようにしましょう。

METHOD
02
ナスヤ(鼻オイル)
鼻の穴にオイルを2滴ずつ入れることです。オイルはアヌタイラという専用のオイルがありますが、キュアリングした太白ごま油でも大丈夫です。鼻づまりや乾燥、花粉やウイルスの侵入を予防し、頭の働きを活発化させます。
オイルを鼻に入れることに抵抗がある場合は、綿棒にオイルを浸し、鼻の穴に塗布する方法から始めましょう。

METHOD
04
ろうそくの火を眺める
「トラータカ」といってなるべく瞬きをせずに一点を見つめることをすると、瞑想の効果があり、精神衛生に良いとされています。特にヴァータが乱れている人は落ち着くといわれています。

METHOD
05
ブラフミーの服用
ブラフミー(ツボクサ)は、記憶力や認知機能に働きかけるハーブで、アーユルヴェーダでは脳の強壮剤といわれています。サプリメントやお茶などで飲むと摂取しやすいです。

METHOD
06
スマホやパソコンを使う時間を減らす
SNSの利用により情報過多な状況が年々続いています。
仕事でもパソコンを使う方もいらっしゃるかと思いますが、プライベートはなるべくスマホやパソコンの時間を少なくする努力をしましょう。

METHOD
07
十分な睡眠時間の確保
人間にとっては睡眠は大事。脳を休ませるのは睡眠です。だから、睡眠の質を高めることが大切なのです。
まずは早寝早起きを習慣化させることから始めてみましょう。

METHOD
08
瞑想や深呼吸をする
瞑想は、ストレスや不安を取り除き、心身のバランスを整える効果が期待できます。また、疲れたと感じた時に深呼吸すると、副交感神経を刺激し、交感神経優位の体をリラックスした状態にする効果があります。

APPLICATION
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アーユルヴェーダサロンでシロダーラを受ける
アーユルヴェーダサロンにてシロダーラを受けてみると良いでしょう。
シロダーラは頭にオイルを垂らすことで、精神をリラックスさせ、癒し効果の高い方法です。
これらのセルフケアを日常生活に取り入れることで、脳のリラックスやストレス軽減、そして心身のバランスを整える効果が期待できます。特にオイルを使用したケアは、デトックスと抗酸化の働きがあり、老化や病気の予防にもつながります。
まとめ
脳疲労は、現代社会における多くの人々の共通の悩みです。
アーユルヴェーダのセルフケアを日常に取り入れることで、脳の疲れを癒し、心身の健康を維持・促進することが可能です。
自分自体の体や心により意識を向け、適切なケアを行うことで、より豊かな健康的な生活を送りましょう。
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