「ガルシャナ」とは(セルライトやむくみ対策に)

ガルシャナとは
ガルシャナとは、絹100%の手袋や布で体を軽く擦るドライマッサージ(乾性マッサージ)のことで、日本でいう乾布摩擦です。
シャワーや入浴前に行うことで皮膚の汚れを除去し、皮膚を軽くマッサージすることで体に溜まった老廃物の排出を促すことで、血行やリンパの流れが改善するといわれています。
オイルマッサージ(アビヤンガ)の前に行うと、オイルの吸収率が高まるため、より高い効果が期待できます。
ガルシャナの効果
ガルシャナは、体が重たくなる原因である余分な脂肪を削り取る効果があり、カパドーシャを鎮静させるのに最適な方法です。
皮膚に刺激を与えることで血行や代謝が促進されるので、具体的には下記のような効果が見られます。
・余分な脂肪を落とす
(特にセルライトに効果的)
・お肌のキメが整い、色艶が良くなる
・むくみや冷えを解消
・免疫力を高める
・筋肉がほぐれる
・精神が安定する
・経路(スロータス)が開く
・消化力があがる
ガルシャナの方法
必要なもの
・シルク100%の絹製のガルシャナ手袋(両手)
1st
絹製のガルシャナ手袋を両手にはめて、摩擦する部分の皮膚を出します。
肌質に合わせた圧力で、毛並みに逆らうように動かします。
シャカシャカとリズミカルに動かし、摩擦で皮膚が温かくなっているのを感じましょう。
各部位最低 2〜3分程度を目安に、肌が赤くなる前のお肌がすべすべになった状態でその部位は終了します。

2nd
関節部分は力を入れすぎないように注意し、包み込むように動かします。
肘、膝、肩、かかと、くるぶしなどの関節部分は、関節周りを包み込むように動かします。
まずは、手足やお腹周りが始めやすいでしょう。

3rd
全身を行う場合
四肢(手足)の末端から始めて、体の中心に向かって徐々に動かしていくようにしましょう。
下図のような方向で動かすと良いです。


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注意すべきこと
基本的には毎日行うことが健康に良いといわれていますが、週に1回でも良いので続けることが大切です。
ただし、体調がすぐれない時や生理中・妊娠中などは行わないようにしましょう。
▼ガルシャナを行うべきではない人
・発熱しているとき
・生理中や妊娠中
・炎症反応(赤みや湿疹)が起こっているとき
・食後すぐ
・飲酒の後
・消化不良で倦怠感を感じてるとき
・敏感肌、強い乾燥肌
・痩せすぎの方

ポイント♪
抗菌作用があり、皮膚病の緩和に適しているターメリックで染めたガルシャナ手袋を使うのも良いですね。
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