ギー

What is Ghee?

アーユルヴェーダの
奇跡のオイル
「ギー|GHEE」

世界中のあらゆるオイルの中で
最も優れているギー。
アーユルヴェーダでは適切に用いれば
1,000の効果をもたらすオイル。

ギー(GHEE)とは

無塩バターを加熱することで水分やタンパク質の不純物を取り除いた純粋な油です。
タンパク質の変性がなく、バターよりも腐りにくく、常温保存が可能です。
バターオイルの一種といわれています。

1,000(多数)の効力を持つので、適切に用いれば
1,000(多数)の作用を発揮する

チャラカ・サンヒター 第1巻  第27章

あらゆる油の中で
ギーは配合した薬剤の作用を
発現される点で最も優れている

チャラカ・サンヒター 第1巻  第13章

ギーとバターの違い

ギーとバター
分析試験結果100g中ギー無塩バター※
種類別バターオイルバター
エネルギー998kcal763kcal
脂質99.8g83.0g
水分0.5g以下15.8g
タンパク質0g0.5g
炭水化物0g0.2g
発煙点約230℃約170℃〜180℃
保存方法常温冷蔵
                                           ※文部科学省「食品標準成分表」のデータ参照

お釈迦様の言葉「醍醐味」
実は「ギー」のこと

仏教用語で「醍醐」とは、五味の一つとされ、牛や羊の乳を精製した濃厚な味わいとほのかな甘味を持った液汁とされ、最も美しい味の代名詞と使われていました。仏教の大乗経典『大般涅槃経』の中に、五味として順に「乳→酪→生酥→熟酥→醍醐」と精製され、一番美味しいものとして、涅槃経も同じく最後で最上の教えであることをたとえとして書かれています。

ギーの効果

消化力アップ

消化力アップ


免疫力アップ・疲労回復


記憶力・知性の向上


身体を若々しく保つ


デトックス作用・代謝アップ


不眠症の改善


ギーの使用方法

手作りギーの作り方

手作りギーの材料

ギーの材料
・無塩バター ・鍋・ 木ベラ ・こし器
・煮沸消毒した耐熱ガラス瓶
・不織布キッチンペーパー(油こし紙)

Step1

無塩バターを溶かす

手作りギーレシピ 手順1

Step2

完全に溶かす

手作りギーレシピ 手順2

Step3

大きな泡と音に注目する

手作りギーレシピ 手順3

Step4

香りと泡の変化に注目する

手作りギーレシピ手順4

Step5

泡がスフレになったらすぐに火を止める

手作りギーレシピ手順5

Step6

不織布キッチンペーパーで濾す

手作りギーレシピ手順6

Step7

常温で保存

手作りギーレシピ手順7

ギーのよくある質問

ギーの使い方を教えてください

ギーは火傷に効くと聞きましたが本当?

室内の温度の変化でギーが溶けてしまいましたが、使えますか?

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参考文献
文部科学省. 日本食品標準成分表2020年版(八訂). https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html(参照2024-1-2)
日本アーユルヴェーダ学会訳. チャラカ本集総論篇. 3版, せせらぎ出版, 2019, 767p, p.240-241, p.578
松原よしのり. GHEE 奇跡のオイル. 3版,naturavia, 2021, 193p. p68-109
太瑞知見. お釈迦さまの薬箱. 河出書房新社, 2015, 183p, p.56-59