
AYUR katsu
まいにち
アーユル生活
アーユルヴェーダには
最適な1日の過ごし方や
季節の過ごし方があります。
健康的な生活への第一歩です。
まいにち、健康にとって
+(プラス)になることを
人生を幸せに過ごすためには「体と心の健康」が欠かせません。
それは分かっていても、仕事、子育て、介護など忙しい現代を取りまく状況ではストレスを抱えている人が増えているようです。病気になってしまうと、仕事や家庭へも影響し、自分はもちろん周りの人にも迷惑をかけてしまうことになり、みんなが不幸になってしまいます。
人生の最後こそ、周りに迷惑をかけず元気に幸せに過ごしたいと願う人は多いのではないでしょうか。
だから、今こそ「養生すること」大切です。
「養生をすること」とは、正しい知識のもと健康に気をつけて身体を大切にすることです。
アーユルヴェーダの教えには、「簡単に」「まいにち」できる「健康にとって+(プラス)になること」の具体的な養生方法がたくさんありますので、ぜひ実践してみましょう。
あまりお金をかけずにできることもアーユルヴェーダの魅力です。
自制心のある人は、
チャラカ・サンヒター 第1巻 第17章
いつも健康の敵(病気)に囲まれている
と自覚し、長寿を願いつつ、
常に注意深く自己管理すべきである。
健康に過ごすためには、欲求や感情のコントロールが大切です。
例えば「いつも美味しいものをお腹いっぱい食べたい」という欲求を実行していたら、いずれ病気になってしまいます。植物に置き換えると、いつも肥料ばかり与えていたら病気になって枯れてしまうということになります。自分の身体を客観的な視点で見つめることで、欲求や感情をコントロールしやすくなるかもしれません。
日本で最も長く読み継がれてきた健康の古典書『養生訓』にも、「長生きできるかどうかは心掛け次第」とあります。つまり、まいにちのせいかつの行いで、これから健康な人生が手に入れられるかどうかが決まるのです。
だからこそ、アーユルヴェーダの養生法である「簡単に」「まいにち」できる「健康にとって+(プラス)になること」を実践してみましょう。
1日の過ごし方(ディナチャリア)と季節の過ごし方(リトゥチャリヤ)の2つがあります。
1日の過ごし方(ディナチャリヤ)
人生を健康で幸せに過ごすために、アーユルヴェーダの理論に基づいた「1日の適切な過ごし方(ディナチャリヤ)」があります。1日に行うと良いことがあげられていて、習慣化することが大切です。
特に朝の時間帯が大切ですので、行うことも多くなっています。
しかし、もう既に習慣的に行なっていることもありますので、まずは簡単にできそうなことから行なっていきましょう。
習慣化することができれば、健康へ近づいている証拠です。


季節の過ごし方(リトゥチャリヤ)
日本では四季がありますが、季節によって気候が全く違いますので、身体への影響を受けやすくなります。
風(大気)・太陽・月の3つが地上の自然界を司っており、なるべく自然と調和しながら過ごすことが健康の秘訣です。
アーユルヴェーダでは、6つの季節「春・雨季/台風・夏・秋・初冬・厳冬」に分けています。


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参考文献
日本アーユルヴェーダ学会・訳. チャラカ本集総論篇. 3版, せせらぎ出版, 2019, 767p, p.345-346
クリシュナ・U・K. 古典から学ぶアーユルヴェーダ. 東方出版, 2019, p214, p.46-88
貝原益軒. 松田道雄・訳. 養生訓. 3版, 中公文庫, 2023 , p274, p.7-65